相互TLS認証とは?mTLSのセキュリティ効果解説

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相互TLS認証とは?mTLSのセキュリティ効果解説

相互TLS認証(mTLS)は、ウェブアプリケーションやマイクロサービス間の安全な通信を確保するために使用される認証手法です。通常のTLS(Transport Layer Security)では、サーバーがクライアントに対する認証を行いますが、相互TLS認証では、クライアントもサーバーに対する認証を行います。これにより、より強固なセキュリティレベルが確保されます。

相互TLS認証の仕組み

相互TLS認証では、クライアントとサーバーがそれぞれ証明書を持ちます。クライアントは、サーバーに接続する前に、サーバーからの証明書を確認します。そして、クライアントが信頼できるサーバーであることを証明するために、クライアントの証明書もサーバーに渡します。サーバーは、クライアントの証明書を検証して、クライアントの正当性を確認します。

相互TLS認証のセキュリティ効果

相互TLS認証により、不正なアクセスを防止することができます。たとえば、APIサーバーへのアクセスを許可するには、クライアントが許可された証明書を持っている必要があります。これにより、認証情報を持たない攻撃者からのアクセスを防止することができます。

また、相互TLS認証により、通信の暗号化も実現されます。通信内容が第三者に盗聴された場合でも、暗号化されているため、内容を解読されることはありません。

まとめ

相互TLS認証は、クライアントとサーバーの両方が証明書を持ち、お互いの正当性を確認しながら通信を行う認証手法です。相互TLS認証により、不正なアクセスを防止し、通信内容の暗号化も実現することができます。ウェブアプリケーションやマイクロサービス間の安全な通信を実現するために、相互TLS認証の導入を検討することをおすすめします。

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