正規化とは?データベースの正規化について解説する。

Explanation of IT Terms

正規化とは?

正規化とは、データベース設計において、データを冗長化(重複)することなく整理し、正しい関係性を持たせるためのプロセスです。データベースが正規化されていると、データの重複を最小限に抑え、データを効率的かつ効果的に扱うことができます。

第一正規化

第一正規化は、データベース設計の最初のステップであり、各データフィールドに単一の値のみを持たせることが求められます。例えば、住所というフィールドに「東京都港区六本木1-1-1」というように値が複数格納されることを許さないのです。これにより、データベースの柔軟性が向上し、データの正確性が担保されます。

第二正規化

第二正規化は、第一正規化されたデータベースに対し、主キー以外のフィールドに重複した値が存在しないようにすることを目的とします。例えば、商品テーブルに商品名、価格、製造元などのフィールドがある場合、製造元が変わるたびに商品名と価格が変わってしまう問題があります。これを解決するため、製造元に関する情報を別のテーブルに分け、それぞれのテーブルを結合することで、重複を排除することができます。

第三正規化

第三正規化は、第二正規化されたデータベースに対して、非キー依存関係を排除することを目的とします。例えば、従業員テーブルに氏名、住所、電話番号などのフィールドがある場合、住所が変わった場合には電話番号も変わります。これは依存関係があるためです。そのため、住所と電話番号を別のテーブルに分けて、それぞれを独立させます。

正規化によって、データベースのパフォーマンスが向上し、正確性が保証されます。しかし、正規化が進みすぎると、データベースにアクセスする際のクエリーが複雑化する可能性があります。そのため、正規化のレベルを決定する際には、アプリケーションのニーズに合わせたバランスを保つことが大切です。

参考記事

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