ピン互換・ピンコンパチブルとは?電子部品の基本概念を分かりやすく解説する

Explanation of IT Terms

ピン互換・ピンコンパチブルとは?

電子部品の中でも、IC(Integrated Circuit)やマイコン(Microcontroller)などの集積回路において、同じ機能を持つものでもピンの配置や数が異なる場合があります。そして、それらがピン互換性を持っている場合と、持っていない場合があります。

ピン互換性を持っている場合、同じ機能の部品であっても、ピンの配置と数が異なっていても、回路やボードの設計の際に、置き換えて使用することができます。このような部品を「ピン互換品」といい、一般的には「ピンコンパチブル」と呼ばれます。

ピン互換品の例

代表的なピン互換品には、以下のようなものがあります。

・7805(5Vの定電圧レギュレータ)とLM2940(同じく5Vの定電圧レギュレータ)
・LM358(オペアンプ)とLM2904(同じくオペアンプ)
・AT89C51(マイコン)とPIC16F84A(同じくマイコン)

ピン互換性を持たない場合

ピン互換性を持たない場合、同じ機能の部品であっても、ピンの配置や数が異なるため、置き換えることができません。この場合は、回路やボードの設計の際に、それぞれの部品に合わせた設計が必要となります。

まとめ

ピン互換・ピンコンパチブルについて解説してきました。同じ機能の部品であっても、ピンの配置や数が異なる場合がありますが、ピン互換性を持っている場合は、置き換えて使用することができます。逆に、ピン互換性を持っていない場合は、設計の際に注意が必要です。

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