pMOS p-channel MOSとは?半導体デバイスの基本概念をわかりやすく解説
半導体デバイスの中でも、MOSFETは非常に重要な役割を担っています。MOSFETには、pMOSとnMOSの2種類があります。今回は、pMOSについて詳しく解説していきます。
pMOSとは?
pMOSは、p-channel MOSFETの略称です。pMOSFETは、主に負荷トランジスタとして利用されます。pMOSFETは、NMOSFETとは逆に電子の代わりに正孔を利用します。
pMOSFETは、基本的にはnMOSFETと同じ構造をしています。ただし、nMOSFETがn型半導体を利用しているのに対し、pMOSFETはp型半導体を利用します。また、nMOSFETではソース・ドレイン間に電圧をかけることで、チャネルが形成されます。一方、pMOSFETでは、逆の作用が起こります。すなわち、ソース・ドレイン間に負の電圧をかけることで、チャネルが形成されるのです。
pMOSFETの動作原理
pMOSFETの動作原理は、nMOSFETと大きく異なります。pMOSFETは、負荷トランジスタとして使用されます。すなわち、pMOSFETは、負荷によってスイッチングされます。pMOSFETを用いる回路では、ロジックが負論理になります。すなわち、電源電圧が0Vの場合には、pMOSFETはオン(1)となります。一方、電源電圧が高い(例えば5Vなど)場合には、pMOSFETはオフ(0)となります。
まとめ
pMOS p-channel MOSは、負荷トランジスタとして利用される半導体デバイスの一種で、正孔を利用しています。pMOSFETは、負荷によってスイッチングされ、ロジックが負論理になります。pMOSFETの動作原理を理解することで、回路設計や半導体製造に活かすことができます。
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