「ポインタ渡し」とは? – プログラムにおいて、変数のアドレスを直接渡すことによって、メモリの節約や効率化を図る手法のことについて解説

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「ポインタ渡し」とは?

プログラムにおいて、変数のアドレスを直接渡すことによって、メモリの節約や効率化を図る手法のことを「ポインタ渡し」といいます。

ポインタ渡しのメリットとデメリット

ポインタ渡しのメリットは、関数内で変数を宣言する必要がないため、メモリの節約と、関数呼び出し時のスタックのオーバーヘッドを減らすことができます。また、ポインタを使用することで、オブジェクトを直接操作することができるため、効率的な処理が可能となります。

ただし、ポインタ渡しはポインタの値を誤って書き換えてしまうリスクがあります。また、ポインタ渡しによって処理が複雑になることもあるため、注意が必要です。

ポインタ渡しの具体例

以下は、ポインタ渡しを使用した具体的なコード例です。

“`
#include

void swap(int *x, int *y) {
int temp = *x;
*x = *y;
*y = temp;
}

int main() {
int a = 10;
int b = 20;

printf(“a = %d, b = %dn”, a, b);

swap(&a, &b);

printf(“a = %d, b = %dn”, a, b);

return 0;
}
“`

このプログラムでは、2つの変数を入れ替えるために、swap関数を定義しています。引数には、ポインタを使用して変数のアドレスを渡しています。

まとめ

ポインタ渡しは、メモリの節約や処理の効率化を図るための有用な手法です。しかし、ポインタの扱いに慣れていない場合は、誤ってポインタの値を書き換えてしまうなどのリスクがあるため、注意が必要です。

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