RAID (Redundant Arrays of Inexpensive Disks)とは?データ保護とパフォーマンス向上の基本概念を解説

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RAID (Redundant Arrays of Inexpensive Disks)とは?

RAIDは、複数のHDD(ハードディスクドライブ)を1つの論理的なボリュームとして扱い、データ保護やパフォーマンス向上を目的とした技術です。RAIDは、ハードウェアRAIDとソフトウェアRAIDの2つに分類されます。

ハードウェアRAIDは、RAIDコントローラと呼ばれる専用のボードを使用してRAID処理を行います。一方、ソフトウェアRAIDは、OS(オペレーティングシステム)が提供するRAID機能を利用してRAID処理を行います。

RAIDは、HDDの信頼性向上やストレージ容量の効率的な使い方、高速なデータ転送など、様々なメリットを持っています。

データ保護の基本概念

RAIDの最大の目的は、データ保護です。RAIDは、複数のHDDを利用するため、一部のHDDに障害が発生しても、その他のHDDにデータを保持することができます。

RAIDでは、複数のディスクを1つの論理ディスクにまとめます。この論理ディスクの中にデータを分散保存することによって、データの信頼性を高めます。

RAIDには、レベル0から6までさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。RAIDレベルの選択は、使用目的や費用対効果を考慮した上で行う必要があります。

パフォーマンス向上の基本概念

RAIDは、データ保護だけでなく、パフォーマンスの向上にもつながります。RAIDでは、複数のHDDを並列に接続することで、データの読み書き処理を高速化することができます。

RAIDには、レベル0や1など、書き込み速度や読み込み速度を向上させるためのレベルがあります。また、RAIDコントローラを使用することで、CPUの負荷を減らしながら高速なデータ処理を実現することができます。

RAIDは、HDDの信頼性向上やストレージ容量の効率的な使い方、高速なデータ転送など、様々なメリットを持っています。RAIDについて理解することで、より高度なデータ保護や高速なデータ処理を実現することができます。

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