IIOP Internet Inter-ORB Protocolとは?分散オブジェクト通信の基本概念解説

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IIOPとは?

IIOP(Internet Inter-ORB Protocol)は、分散オブジェクト通信のためのプロトコルです。CORBA(Common Object Request Broker Architecture)と呼ばれるアーキテクチャの一部で、CORBAオブジェクトリクエストブローカー(ORB)が異なるネットワーク上で通信するために使用されます。

IIOPは、TCP / IP上で動作し、各種プログラミング言語で実装されました。これにより、異なるプログラミング言語で書かれたオブジェクトが、同じIIOPプロトコルを介して通信できます。

分散オブジェクト通信の基本概念解説

分散オブジェクト通信とは、ネットワーク上で異なるプログラミング言語で書かれたオブジェクト間で通信することを指します。オブジェクト指向プログラミングの考え方に基づく、柔軟かつ効率的なコンピューターシステムの構築が可能です。

分散オブジェクト通信は、複数のコンピューター上に分散されたオブジェクトが、遠隔地の他のオブジェクトと連携して協調作業を行う場合に使用されます。IIOPプロトコルは、このような分散オブジェクト通信を可能にします。

IIOPの特徴

IIOPプロトコルは、以下のような特徴があります。

– TCP / IP上で動作し、異なるネットワーク上で通信できる
– オブジェクト指向プログラミングに基づく
– CORBAによるオブジェクト間通信でよく使用される
– 各種プログラム言語で実装可能

IIOPプロトコルは、分散オブジェクト通信に必要な柔軟性、拡張性、そして相互運用性を提供します。分散システムにおいて、IIOPプロトコルは高い信頼性を持って、重要な役割を果たしています。

参考記事

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