ロード/アンロード方式とは?ヘッドロード・アンロードメカニズムの基本概念とその仕組みを解説

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ロード/アンロード方式とは?

ロード/アンロード方式とは、コンピューターのハードディスクドライブ (HDD) における、ヘッドの接触/非接触を切り替えるメカニズムのことです。ヘッドロード・アンロードメカニズムとも呼ばれ、HDDの保護やデータの効率的なアクセスに欠かせない仕組みとして知られています。

ヘッドロード・アンロードメカニズムの基本概念

ヘッドロード・アンロードメカニズムは、HDD内のヘッドとプラッタ(円盤状の磁気媒体)との距離を制御することで、ヘッドとプラッタの接触を防止し、データの書き込みや読み込みを行う仕組みです。通常、HDDが動作しているときは、ヘッドはプラッタの表面に常時接触しています。しかし、停止中のHDDに衝撃が加わると、ヘッドがプラッタに接触し続けるとHDD内に故障が発生する可能性があります。

ここで、「ロード」とは、HDDの起動時にヘッドをプラッタから接離させ、保護された位置からアームを移動させ、プラッタにアクセスすることを指します。一方、「アンロード」とは、HDDを停止させる際にプラッタからヘッドを取り外し、プラッタから距離をとることを指します。

ヘッドロード・アンロードメカニズムの仕組み

HDDを起動した際は、ヘッドがプラッタに接触しているため、モーターが回転することでプラッタが回転します。この時、ヘッドは保護された位置からアームを移動させ、プラッタにアクセスします。HDDを停止すると、モーターが停止するため、プラッタも停止します。そして、プラッタの回転が止まる前にヘッドがアンロードされ、保護された位置へと戻されます。これにより、ヘッドとプラッタの接触を防止し、HDDの保護に役立っています。

以上が、ロード/アンロード方式の基本的な概念と仕組みです。コンピューターのハードウェアに関心がある方にとっては、重要な知識となるでしょう。

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