トラステッドブートとセキュアブートとは?PCセキュリティの基本概念をわかりやすく解説
はじめに
あなたのパソコンが安全な状態で起動できたことはありますか?もしそうでなければ、不正なプログラムに感染した可能性があります。PCセキュリティの基本となるトラステッドブートとセキュアブートについて、わかりやすく解説します。
トラステッドブートとは?
トラステッドブートとは、PCの起動時に各種のセキュリティチェックを行い、セキュリティに問題のないコンポーネントだけを起動させることです。これによって、不正プログラムやマルウェアからシステムを保護できます。
トラステッドブートの仕組みは、UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)ファームウェアによって実現されます。UEFIは、BIOSの後継技術で、より高速で機能豊富なシステムを提供します。
セキュアブートとは?
セキュアブートは、トラステッドブートが実現するセキュリティチェックによって、起動時にOSカーネルに署名されたコードだけを許可する機能です。つまり、起動時にOSカーネルとドライバーが正しく署名されている場合だけ、PCが正常に起動できるようになります。
セキュアブートは、UEFIファームウェアの機能の一部であり、不正なOSカーネルやドライバーからシステムを守る効果的な手段となっています。
まとめ
トラステッドブートとセキュアブートは、PCセキュリティの基本的な概念であり、不正プログラムやマルウェアからシステムを保護するために欠かせません。UEFIファームウェアによって、高速かつ効果的に実現されています。
パソコンのセキュリティには、いくつかの要素があるため、定期的なアップデートやセキュリティソフトの利用も大切です。しかし、トラステッドブートとセキュアブートを理解し、適切に設定することは、不正アクセスや情報漏洩などの被害を防ぐために不可欠なステップとなります。
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