O記法(オーダー記法)とは?アルゴリズムの計算量の基本概念を丁寧に解説

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O記法とは?

O記法(オーダー記法)とは、アルゴリズムの計算量を表すための基本的な概念の1つです。O記法は、アルゴリズムを解析する際に、計算量の増加率を表すことができます。

アルゴリズムの計算量は、アルゴリズムが処理するデータ量(入力サイズ)に依存しています。O記法は、データ量が増加する場合に、アルゴリズムの処理時間がどのように増加するかを表します。

アルゴリズムの計算量とは?

アルゴリズムの計算量とは、アルゴリズムが処理するデータ量に応じて必要な計算量のことを指します。例えば、ソートアルゴリズムを考えると、ソートするデータの個数が多ければ多いほど、必要な比較回数や交換回数が増えていきます。

アルゴリズムの計算量を正確に測定することは困難ですが、O記法は、アルゴリズムが処理するデータ量に対して、必要な計算量の増加率を表すことができます。

O記法の表記方法

O記法は、ビッグオー記法とも呼ばれ、以下のように表記します。

O(関数)

関数とは、データ量が増加した場合に必要な計算量の増加率を表す関数です。例えば、データ量がn個の場合の計算量がn^2であるアルゴリズムの場合は、O(n^2)と表記します。

また、定数倍の違いや低次の項は無視されます。例えば、アルゴリズムの計算量が5n^2+3n-2である場合は、O(n^2)と表記します。

まとめ

O記法は、アルゴリズムの計算量を表すための基本的な概念であり、アルゴリズムの処理時間がどのようにデータ量に応じて増加するかを表します。O記法は、アルゴリズムを解析する際に非常に重要な考え方であり、プログラミングにおいても必須の知識です。

参考記事

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